羽毛布団シングル

ハンドピックとは

ハンドピックという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
羽毛布団をこだわりを持って使っている人なら知っているかもしれませんね。
これは、羽毛布団に使われる羽毛の採取方法の一つで、手摘みによる採取方法を指します。
品質にも大きく関わってくるため、より良い羽毛布団を選びたいと思っているのであれば、かなり重要なチェックポイントです。

 

羽毛を採取する方法として、つあります。マシーンピックという機械を使った採取方法、ハンドピックという手摘みの採取方法、そしてライブハンドピックといって生きた鳥から直接手摘みという採取方法です。
一般的に、マシーンピック、ハンドピック、ライブハンドピックの順に価格が高くなり品質も高いものとなります。同じ手順で採取されたダウンの傷みが非常に少ない為です。

 

ハンドピックでも、より品質の高い綺麗なダウンを採取できるライブハンドピックについて、是非知ってもらいたいと思います。
昔から、生きたガチョウから羽毛を採取するライブハンドピックという方法は広く行われていました。適切なライブハンドピックは、羽毛が成長しきったタイミングで、皮膚にふんわりとゆるく付いているだけの状態の時に行われます。その為簡単に抜けて血が出ることもありません。間違っても勘違いしないでくださいね。生きたまま羽根をむしり取るわけではありません。それではちょっと残酷ですし、羽毛布団を使いたいという気分にもならなくなってしまいますから。あくまでも抜けかけの羽根を丁寧に採取するという方法ですので安心してください。

 

最高級の羽毛を採取するためには、細かい知識が必要で、そのとおりに守らなければならない厳密なルールがあるのです。
まず、胸から腹にかけてフェザーを採取します。その後ダウンを採取します。ダウンはフェザーとは違い、全部を採取するわけでなく注意深くまばらに採取する事になっています。
水鳥は、通常生後12週間程度で成熟します。その時初めて1回目のライブハンドピックが行われます。そして、その後6週間程度で再び羽毛が生えそろう為、次のライブハンドピックが行われます。このように回数を重ねていき、3回目のころには水取りの成熟も十分なため、より品質の高い大きなダウンが採れるみたいです。

 

細かい基準や方法があって、知識を持っていないと扱えないということですね。私自身、羽毛布団の羽毛に関して非常に簡単に考えていました。しかし、品質の高い羽毛の採取は難しく、しかし羽毛を採取される水取りにも優しい素晴らしい方法なのですね。

 

羽毛布団の良さを最大限活かした製品を使いたいですね。価格も品質の比例して高価になると思いますが、それでも一生使える布団になるのではないかと思います。

 

 

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